ポケモンパーティ紹介第二回目、今回は最近使っているたがやすパーティです。
まず技「たがやす」とは
地面を 耕して 草木が 育ちやすいようにする。くさタイプの 攻撃と 特攻が あがる。

要約すると、場のすべての草タイプの攻撃と特攻を１段階ずつUPさせる技です。相手のポケモンも含まれます、これにより既に何度か返り討ちに遭っています。
ちなみに飛行タイプや特性浮遊など浮いている草ポケモンには効果はありません、羽休めやくろいてっきゅうを持たせたりすると耕すこともできますが。
自らを強化する技は数あれど自分以外を強化する技は数えるほどしかありません、他には前回紹介した「つぼをつく」とフレフワンの専用技の「アロマミスト」などですね。
さらに「つぼをつく」と同じように「まもる」も貫通します、うまくいけばリスク少なく味方を強化できるというダブル・トリプル向きの技です。
そして特筆すべきは技のエフェクトが派手です、クワとかで耕すとかそんなレベルではないです、なんというかすごいので１度でも見てみる価値はあると思います。


そんな癖の強い技ではありますが面白い技でもあるので一部界隈では人気の高い技だったりもします、自分も影響を受けて使ってみようと思いました。
しかしどうやらこのたがやすはトリプルが主流のようで、自分の畑はダブルなので少し考えました。その結果１試合で耕し強化していくポケモンは１体に絞ろうと思いました、相手によってエースの草ポケを挿げ替えていき耐久を積んで攻撃面を耕すで補うといった形です。
という訳でまずは耕される側の草ポケモンの紹介です。

フシギバナずぶといHB＠メガ石｜まもる　ど忘れ　ギガドレイン　ヘドロ爆弾→やどりぎのタネ
ユレイドルおだやかHD＠たべのこし｜まもる　たくわえる　ギガドレイン　げんしのちから
ナットレイおだやかHD＠オボン｜まもる　鉄壁　ねをはる　アイアンヘッド

初期案です、弱点が被らないように高耐久メインに選んでみました、たがやすがまもるを貫通なのでまず必須としました、次に振っていない耐久を補う積み技、そして延命力をあげるために回復技といった感じです。
フシギバナはアローやマンダがいない時（ほぼない）に選出、ど忘れ積むとはいえエスパーにも注意です。物理は積む訳ではないので不安はありますが弱点を突かれない限りそう落ちません、やどりぎをうまく使い交代を促したりしましょう。後述しますがパーティの構成上格闘を呼び込みやすいのですがはたきおとすもメガ石のおかげで痛手にならず結構受けれます、あとランドロスあたりもサポートがうまくできれば大丈夫だったりします。自己の回復元が不安定なのでうまく耕せないと回復力不足になりやすいので注意です。あとタイプのおかげで毒も喰らわず相手の耐久に割と強いので選出機会は割とあります。

ユレイドルはたくわえるを積んでの両受けな感じです、物理に振っておらず弱点にはがねと格闘もあるのでうまくサポートをしていかないと難しいです、半減タイプの少なさがちょっとつらくなりますが困ったら選出することになってしまうので負担は大きめです。特性呼び水のおかげでうまくいけば耕す以外にも波乗りで強化していけるところが強みです、困ったらげんしのちからで運頼みもなくはないです。

ナットレイは基本的に炎技を使いそうなやつがいない時です、鉄壁と特性のおかげで格闘相手でもうまくいけば積むこともでき半減も多いので受けは安定しました、しかし威嚇の多いダブルの環境で攻撃技が通りの悪いアイアンヘッド頼りなのが非常につらかったです、耕しても威嚇で相殺、さらにこちらが居座り型なので引込められて再度威嚇をもらうと火力不足が深刻でした。そしてやはり炎４倍が足を引っ張り泣く泣く切ることとなってしまいました。

次にサポートの紹介です、耕すことに力を入れました、耕さないと火力不足も深刻。しかしまずは耐久を積むことのサポートも大事、「たがやす」を覚えるポケモンは多くないので苦労しました。天敵は作物を荒す害鳥とも呼ばれるファイアローなので、その点も考慮して選びました。

ミミロップようきHS＠こだわりはちまき｜たがやす　ねこだまし　あまえる　すりかえ
ドリュウズいじっぱりAS＠こだわりスカーフ｜たがやす　ドリルライナー　岩雪崩　アイアンヘッド
イワークようきHS＠しんかのきせき｜たがやす　挑発　岩石封じ　吠える
ママンボウおだやかHD＠オボン｜癒しの波動　なみのり　ワイドガード　しんぴのまもり

まずはミミロップと耕される草ポケの先発がほぼ確定です、早い話ねこだましで妨害して積みます、ミミロップより速い猫だまし使いには注意しましょう。ナットレイを抜いたので物理受けが厳しいので甘えるでサポートします（グロパン辛い）、相手の耐久やサポート型には不器用すりかえで機能停止を狙えるのでかなり有用です（特性ぶきようのおかげで自分はこだわりの影響を受けない）。ミミロップ自体はそんなに長生きできる方ではないので耕す機会は多くはないです、あまえるで物理を抑えたあとに交代してくることが多いのでその隙ぐらいです、種族地１０５で割と素早くアタッカーとしての運用が一般的なので鬼火が飛んできたりとオトリとしても割と優秀だったりします。

ドリュウズは以前使っていたので技を変えて流用、ちなみに特性はすなのちからである。正直タスキの方が安定しそうですがどうしても処理したいポケモンも居たりするのでスカーフにしてます（ほんとはミミロップにスカーフを持たせたいとも思ってる）。しかしその高い攻撃力からなる圧力はあり交代を促したりと場合によっては使えます、だが繰り出す技は「たがやす」である、ほんとは攻撃したいのですがよほどがない限り耕す安定です、あからさまに弱点だと交代で逃げられたりすることも多く、耕さないと結局味方がが苦しくなります。耐久が心もとないので選出機会はあまり多くはないです、いざとなったらスカーフで不意は付けるのでどうしても処理しておきたい相手が居たりするときは選出します。

イワークはたがやす使いの中でアロー避けになり、なおかつ素早さが絶望でなく挑発を使えるという点で白羽の矢が立ちました。イワークと言えばポッポと同じ攻撃力などとネタにもされますがここではかなり働いてくれています。頑丈で特殊でも１撃は耐えてくれて物理はしんかのきせきで弱点でもそこそこ耐えてくれます、素早さは同速のキノガッサを考慮したこともあり最速。基本はたがやすですが挑発は何かと便利です、吠えるは相手の積み対策にもなりあると救われたりしました、一応の一致岩技の素早さを下げる岩石封じタスキ処理だったり使いどころは限られますが攻撃技はやっぱりあった方がいいです。ちなみにアローはH振りだとエッジでも調整しないと確定１にはなりません反動があるのでそれほどはでもないですが安定性やほかに役に立つことも多いので岩石封じですが元の攻撃力もありエッジよりは全然良い気がします。

ママンボウはナットレイの代わりに投入しました、こちらも以前使っていたやつの流用です。初めに耐久積みをするので耕せるまで回復力不足に陥ることが多いので回復役として入れました、特性の癒しの心で気休めの状態異常対策にもなっています。選出は草タイプのギガドレインの通りが良くて回復に困りそうでない限りなのでほぼ選出となっています、ユレイドルを選出した場合呼び水のおかげで火力UPにもつながるので相性はいいです。神秘の守りを入れてますが壁張りのどちらかでもいいかもしれません、どれも一長一短でお好みでという感じですね。

非常に面白味もあり安定してると言えば安定しているのですが、現状戦績は良くないです、１４００にもやっとですね・・・。もう少し運用に慣れてくればもっと上を目指せそうな感じはしています、ただ自分のプレイングもうまい方ではなく、さらに運に見放されることも多いので苦しい戦いは多いです、耐久型でターンを費やすので急所に貰ってすべてが台無しということも結構あります（急所で耐久積み無効はおかしいと思う）。特に現状では甘える無効どころかグロパンで攻撃してくるガルーラや作物の天敵先制ブレバのファイアローなどメジャーどころには苦しめられることは多いです。しかし全く戦えないわけでもなく可能性も十分に秘めたパーティだと思っています。
しかし何より「たがやす」という技は効果以上に魅力のある技でもあるので興味を持った方がいれば一緒に耕してみませんか？